公益財団法人日本ビフィズス菌センター/腸内細菌学会 Japan Bifidus Foundation(JBF)/Intestinal Microbiology

腸内細菌学会


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第4回腸内細菌学会

終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

主催 公益財団法人日本ビフィズス菌センター

日時 平成12年6月8日(木)・9日(金)
会場 日本薬学会 長井記念ホール
東京都渋谷区渋谷2-12-15 TEL 03-3406-3326(代表)
会長 岡村 登(東京医科歯科大学)
参加費
  • 会員:7,000円
  • 一般:8,000円
  • 学生:2,000円
  • (予稿集会員無料配布、当日別売 1,000円)

学会スケジュール(予定)

第1日 6月8日(木)13時30分~14時30分

  1. 15時~15時50分
    『食物アレルギーの免疫機構』矢田純一(東京医科歯科大学)
    食物アレルギーは食物抗原に対するIgEクラスの抗体の反応によるものが多いと考えられるが、IgGクラスの抗体、T細胞の反応が関与するものもあるようである。どのような場合がIgEクラスの抗体産生を誘導しやすいか、経口トレランスとアレルギーの成立との関係はどうなのか、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとの関係はどうなのかなどについて論じる予定である。
  2. 16時~16時50分
    『常在真菌と生体のInterplay』山口英世(帝京大学医真菌研究センター)
    ヒトにかなり高い頻度で常在し、しかも免疫不全などの生体側条件に依存して感染症をひき起す潜在的能力を備えた真菌群が幾つか知られている。最も代表的なものが主として消化管内に定着しているCandida属とその他の子嚢菌系酵母であり、そのほかには皮膚常在性のMalasseziaや皮膚糸状菌などがある。これらの真菌については、感染症起因菌としてばかりでなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患との関連性も近年示唆されている。真菌とくにCandida spp.の常在性は、細菌フローラとの関係を無視しては論じえない。これらの問題に関して、真菌と生体との間で営まれる様々なInterplayという観点から私見を述べる。

参加者懇親会 17時~(参加費2,000円)*是非ご参加ください

第2日 6月9日(金)9時~12時(予定)

13時~

『プロバイオティクスの遺伝子操作技術の将来』

  1. 「生理活性物質産生腸内菌による大腸癌の予防」
    大西克成(徳島大学医学部細菌学講座)
    カロテノイドの一種であるlycopeneの生合成遺伝子を組み込んだ大腸菌を飲ませたラットのazoxymethane誘発大腸前癌病変形成が抑制された(BBRC,262:322-327,1999)。このリコペン産生菌をより使いやすい機能性腸内菌に改良すると共に、他の生理活性物質産生腸内菌を作製して大腸癌の予防と治療をしようとしている。
  2. 「Lactobacillus caseiシロタ株を宿主とする遺伝子操作法とその応用」
    木脇真祐美(株式会社ヤクルト中央研究所)、門多真理子(武蔵野女子大学)
    プロバイオティクス用菌株であるLactobacillus caseiシロタ株の効能の実証、作用機作の解明などを目指して、遺伝子操作方法の開発を試みた。これまでに得られた知見について、今後の問題点や展望を含めて報告する。
  3. 「組換え乳酸菌を用いた粘膜ワクチンの開発」
    五十君 靜信(国立感染症研究所)
    腸管感染症をはじめとする多くの感染症は粘膜を主な感染経路とする。これらの感染症の予防には初感染部位である粘膜局所の免疫が有効である。細胞侵入性の病原菌弱毒株を用いたワクチンの研究から、粘膜免疫の有効性が明確に示されたが、これらの生きた病原体を用いるワクチンは安全性の面で実用化は困難である。一方、遺伝子組換え技術を用い、感染防御に有効な抗原を乳酸菌に発現させ、安全な粘膜ワクチンを開発する研究が注目されている。その実状と実験結果について報告する。
  4. 「ヨーグルト乳酸菌の遺伝子操作 -安全な育種技術開発の試み-」
    佐々木 隆、佐々木 泰子、伊藤喜之(明治乳業株式会社中央研究所)
    遺伝子操作を食品に応用する際、安全性の確保が何よりも大切であり、宿主やベクター、挿入遺伝子などを食品にふさわしいものに限ることが必要であろう。演者らはヨーグルト乳酸菌の遺伝子操作において、安全なベクターの作成や、目的遺伝子のみを宿主染色体に組み込むなど、安全性確保のための基礎的な技術開発を行っている。
  5. 「ビフィズス菌プラスミドベクターの開発とプロモーターの探索」
    加納康正(京都薬科大学生命薬学研究所遺伝子工学研究部門)
    有用遺伝子を組み込んだプラスミドを嫌気性腸内細菌に導入して、これを腸管や生体組織に送り込む遺伝子送達法を開発するために、我々はプラスミドによるビフィズス菌の形質転換法の開発と、ビフィズス菌内で遺伝子を効率よく発現させるためのプロモーターの探索を行っている。
  6. 「ルーメン細菌の分子遺伝学的解析とその応用」
    緒方是嗣(STAFF研究所研究第2部)
    反芻動物は、第一胃(ルーメン)に棲息する細菌や原生動物、ツボカビ菌などの微生物による発酵によって植物繊維を消化、利用することが出来る。ルーメン内での繊維質飼料の消化性機能を向上させるために、組換え細菌の作出も含めた主要ルーメン細菌の分子遺伝学的な解析について、我々の研究を中心に紹介したい。

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