公益財団法人日本ビフィズス菌センター/腸内細菌学会 Japan Bifidus Foundation(JBF)/Intestinal Microbiology

腸内細菌学会


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第6回腸内細菌学会

終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

大会テーマ
プロバイオティクスと免疫

主催 公益財団法人日本ビフィズス菌センター

日時 平成14年5月30日(木)・31日(金)
会場 東京大学農学部構内弥生講堂「一条ホール」
東京都文京区弥生1-1-1 電話03-5841-8205(直)
会長 上野川修一(東京大学大学院農学生命科学研究科)
参加費
  • 会員:7,000円
  • 一般:8,000円
  • 学生:2,000円
  • (予稿集会員無料配布、当日別売 1,000円)

学会スケジュール(予定)

第1日 5月30日(木)

13:30 ~ 13:40 会長挨拶
上野川修一(東大院・農生)
13:40 ~ 13:45 JBF研究奨励賞 授賞式
光岡知足(ビフィズス菌センター理事長)
13:45 ~ 14:10 受賞講演I
司会 上野川修一(奨励賞選考委員長)
「ヒトフローラマウスを用いたDNAアダクト形成におよぼすヒト腸内フローラの役割の研究」
平山和宏(東京大学大学院農学生命科学研究科)
14:15 ~ 14:40 受賞講演II
「B. longum SBT2928株の生体防御機能に関する研究」
藤原 茂(雪印乳業(株)技術研究所)
14:40 ~ 14:50 休憩
14:50 ~ 15:40 特別講演I
司会 光岡知足(ビフィズス菌センター理事長)
『腸管粘膜生体防御の特殊性(T細胞を中心として)』
石川博通(慶応義塾大学医学部微生物学・免疫学教室)
食餌由来の雑多な外来抗原やトキシン、アレルギー起因物質に加えて、各種病原微生物の侵入に曝される腸管粘膜は最も危険な生体局所であり、そこには普段から全末梢リンパ球の60 ~ 70%が集結する腸管付属リンパ装置(GALT)の発達がみられる。近年の研究進展によって腸管特有のT細胞が同定された。
本講演では腸管粘膜生体防御の特殊性について、腸管特有のT細胞を中心に概説したい。
15:40 ~ 15:50 休憩
15:50 ~ 16:40 特別講演II
司会 上野川修一(東大院・農生)
『Probiotics and Allergy』
Erika Isolauri
(Department of Pediatrics、 University of Turku、 Finland)
プロバイオティクスにアレルギー疾患の予防治療効果のあることが知られている。特に最近アトピー性皮膚炎の治療にプロバイオティクスが顕著に効果をもつことを明らかにした。アトピー症状を有する妊産婦150名にプロバイオティクス(GG株)とプラセボを投与して、生まれた子供にも同様のものを投与し、子供が2歳になった時アトピー症状の発症を確認したところ、プラセボに対してその発症を半分に減らすことに成功した。この結果はプロバイオティクスは腸管免疫系を刺激して炎症反応を制御できることを示したものである。
16:40 ~ 17:00 ビフィズス牌贈呈式
17:00 ~ 親睦会

ビフィズス菌・乳酸菌関連製品及び機器が出展される他、乳酸菌飲料のサービスがございます。

第2日 5月31日(金)

一般演題(9:00 ~ 11:45)
司会 岡村 登(東京医歯大)

9:00 ~ 9:15 16S rDNA塩基配列を利用したヒト腸管内に生息するClostridiumの検出・同定法の開発
(Development of identification and detection methods for 13 Clostridium species harbored in human intestinal tract susing species-specific primers.)
○菊池栄作、伊藤喜久治(東大院・農・獣医公衆衛生)
9:15 ~ 9:30 Enterococcus faecium JCM 5804Tが産生するエンテロシンの同定と特性
(Identification and characteristics of enterocins produced by Enterococcus faecium JCM 5804T)
○朴相煕1、伊藤喜久治1、藤沢倫彦2(1東大院・農・獣医公衆衛生、2神奈川衛生研)
9:30 ~ 9:45 Megasphaera elsdenii 経口投与は大腸乳酸過多症誘導ラットの大腸発酵を正常化する
(Megasphaera elsdenii normalizes the fermentation in rat large intestine with hyper lactic acid production.)
○ 橋爪研太1、塚原隆充1・2、山田耕司2、小山公成3、牛田一成1(1京都府立大学農学部生物機能学、2京都動物検査センター、3藤沢薬品工業)
司会 梅崎良則(ヤクルト中研)
9:45 ~ 10:00 パイエル板樹状細胞のIL-6分泌とIgA産生応答への関与
(IL-6 secretion by Peyer’s patch dendritic cells and its role in IgA production)
○八村敏志、佐藤あゆ子、遠田悦子、橋口昌章、上野川修一(東大・農学生命科学・応用生命化学)
10:00 ~ 10:15 漬物から分離されたLactobacillus pentosusにおける細胞外多糖、接着性と免疫賦活能の関連性
(Relationship among the presence of extracellular-polysaccharides、 adherent properties and immunomodulatory functions of Lactobacillus pentosus strains isolated from pickles)
○赤谷 薫、岸 惇子、扇谷えり子、小久保あおい、藤田晢也、岸田綱太郎
(財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター)
10:15 ~ 10:30 乳酸菌の菌体表層に発現したリステリオリジンOのJA-4細胞の食作用に与える影響
(A role for Listeriolysin O fixed on the surface of lactic acid bacteria in phagocytosis of JA-4 cell)
〇五十君靜信1、近藤美佳2、淺井美里2、村上和雄2、佐藤英一3、山崎学4、天野富美夫5、山本茂貴1
(1国立感染研、2東京家政大、3東京農大、4東京農工大、5大阪薬科大)
司会 五十君 靜信(感染研)
10:30 ~ 10:45 Lactobacillus casei シロタ株の老齢マウスへの経口投与による細胞性免疫増強作用およびインフルエンザウイルス感染予防効果の検討
(Augmentation of cellular immunity and reduction of influenza virus titer in aged mice fed Lactobacillus casei strain Shirota)
○堀 徹治、清島潤子、志田 寛、保井久子(ヤクルト本社中央研究所)
10:45 ~ 11:00 クローン病モデルSAMP1/Yitマウス腸炎発症におけるIL-6/STAT3/CIS3系の関与とプロバイオティクスを用いた病態制御
(The analysis of IL-6/STAT3/CIS3 signaling pathway on the development of intestinal inflammation in the murine model of Crohn’s disease and the regulation of the intestinal inflammation by probiotics)
○松本 敏1、光山慶一2、堀 徹治1、鈴木飛鳥2、長岡正人1、船橋英行1、岡部好男1、清島潤子1
(1(株)ヤクルト本社中央研究所、2久留米大学・医・2内科)
11:00 ~ 11:15 食品アレルギー動物モデルにおいてLactobacillus casei シロタ株の腹腔内投与はアレルギー反応を抑制する
(Intraperitoneal administration of Lactobacillus casei strain Shirota suppresses allergic reactions in a food allergy model)
○ 志田寛1、岩立恵実1、高橋理恵1、高見沢康太郎1、保井久子1、佐藤健人2、垣生園子2、八村敏志3、上野川修一3
(1ヤクルト中研、2東海大医・免疫、3東大院農生科・応生化)
司会 寺田 厚(日獣畜大)
11:15 ~ 11:30 ラフィノースの免疫調節作用と腸内フローラの変化
(Effect of raffinose on the immunomodulation and the shift of intestinal microflora)
○名倉泰三1・2、八村敏志2、佐山晃司1、上野川修一2
(1日本甜菜製糖・総研、2東大院農生科・応生化)
11:30 ~ 11:45 アレルギー性炎症に対するフラクトオリゴ糖摂取の効果の検討
( Effects of fructooligosaccharides on allergic manifestation.)
○ 三本木千秋1、遠藤裕也1、徳永隆久1、飯倉洋治2
(1明治製菓・ヘルスバイオ研、2昭和大学・小児科)
11:45 ~ 13:00 休憩
13:00 ~ 13:30 テクニカルセミナー
司会 辨野義己(理研)
「定量的PCR法による全自動腸内フローラ分析システムの開発」
(Development of the fully-automatic system for intestinal flora analysis using quantitative PCR)
○松木隆広、藤本淳治、宮本有希子、高田敏彦、松本一政、角有希子、渡辺幸一、田中隆一郎((株)ヤクルト本社中央研究所)

シンポジウム(13:30 ~ 17:00)
機能性食品としてのプロバイオティクス ~ その特性 ~
総合司会 伊藤喜久治(東大院・農)
檀原宏文(北里大・薬)

13:00 ~ 14:00 「腸内常在性乳酸菌の腸管親和性と生体機能修飾」
藤原 茂(雪印乳業(株)技術研究所)
ビフィズス菌ならびにラクトバチルス属菌株を代表とする腸内常在性乳酸菌をプロバイオティクスとして利用していくことを前提とし、その定着性の評価ならびに定着機構の解析に関する我々の試みを紹介したい。その上で、消化管内での作用としての整腸作用、感染防御作用、炎症性腸疾患等に対する緩和作用に関して、さらには全身性の生体機能修飾作用に関する若干の検討例を紹介したい。
14:00 ~ 14:30 「菌の接着性と生体防御」
福島 洋一(ネスレ日本(株)ニュートリション事業部)
プロバイオティクスの重要な機能に、免疫賦活や病原菌排除効果が挙げられる。宿主への接着性が認められるLactobacillus johnsonii La1とBifidobacterium lactis Bb12の2つの菌株における、貪食細胞の活性化、IgA抗体産生増強、あるいは病原菌に対する競合排除効果についての研究を紹介し、プロバイオティクスによる生体防御について述べる。
14:30 ~ 15:00 「プロバイオティクスの免疫調節機能と発がん予防への可能性」
松岡良彰((株)ヤクルト中央研究所)
プロバイオティクスの機能性について、Lactobacillus caseiシロタ株や Bifidobacterium breveヤクルト株の免疫調節機能を中心に紹介し、発がん予防を中心とする機能性食品としての応用可能性について論じる。
15:00 ~ 16:00 「抗Helicobacter pylori作用に優れたプロバイオティクスの開発」
木村勝紀(明治乳業(株)食品機能研究所)
近年、Helicobacter pyloriが慢性胃炎や消化性潰瘍などの様々な胃・十二指腸疾患に関与していることが明らかになってきた。我々は、抗H. pylori作用に優れたプロバイオティクスの開発について検討し、in vitroおよび動物実験により、Lactobacillus gasseri OLL2716 (LG21) を選択した。
LG21のヒトでの有効性を調べるために、LG21含有ヨーグルトのヒト投与試験を行った結果、LG21含有ヨーグルトの摂取は、H. pylori陽性者の胃内H. pylori菌数の減少および胃粘膜の炎症の改善に有効であることが示唆された。
16:00 ~ 16:30 「Lactobacillus helveticusが産生する降圧ペプチドの利用」
中村康則(カルピス(株)基盤技術研究所)
乳酸菌L. helveticusによって乳を発酵させることで、発酵乳中にアンジオテンシンン変換酵素阻害活性を有するペプチドVal-Pro-Pro、 Ile-Pro-Proが産生する。これらトリペプチドは、生体内で直接働き、血圧降下作用を発揮すると考えられる。バイオジェニックス研究の1例として本シンポジウムで紹介したい。
16:30 ~ 17:00 「プロバイオティクスの安全性について」
石橋憲雄(森永乳業(株)栄養科学研究所)
〇五十君靜信1、近藤美佳2、淺井美里2、村上和雄2、佐藤英一3、山崎学4、天野富美夫5、山本茂貴1
近年、安全であると考えられてきたプロバイオティクスとしての乳酸菌やビフィズス菌が、感染部位から検出されるとの報告がしばしば見られることから、プロバイオティクスの安全性に対する議論が高まっている。本発表はこれらの安全性に関する報告をレビューし、安全性に関する評価指標などについて議論する。さらに、安全性(感染性)評価の一つの方法として、無菌動物に対するB. longum BB536のバクテリアルトランスロケーションについても述べる。
17:00 ~ 17:10 閉会の挨拶
早澤宏紀(森永乳業・生物科学研究所)

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